先生は丁寧にMRI画像を見せてくれながら説明してくれました。
ショックすぎて、話が頭に入って来ず、
先生に書いていただいたメモ⬇︎
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お話を要約すると、脊髄損傷は間違いなく、
原因ははっきりしない。
骨髄軟化症の可能性もある。
手術は出来ない、
手術で対応出来るヘルニアのようなものではない
ということでした。
そして脊髄軟化症であればお別れは近い。
最後は呼吸困難になり余命1週間だそう。

『手術は出来ない』という言葉は聞き返して確認しました。
ではどうすればいいかという疑問に先生は2つの選択を提示。

①入院して高用量のステロイド点滴、
その場合副作用で下血、吐血があるかもしれない。
内臓他に影響があるかもしれない。

②家に連れて帰って一緒に過ごす。

②はつまり、最期の時間を一緒に、という意味でした。

急なことで驚きの連続、
しかも私が今、愛犬の運命を決めなくてはいけない。

愛犬は家族が大好き。
家以外で家族に置いて行かれるのは不安だろう。
絶対家に連れて帰りたいけど
それは今のこのタイミングなのか悩ましく
先生に、「先生ご自身の愛犬だったらどうしますか」
と単刀直入に聞いてみたら
体力があることに賭けて薬を試し、
少しでも苦しそうならすぐストップして
家に連れて帰る、と。

少し時間をもらい、家族に状況を連絡、
愛犬家で誠実に犬に向き合っている友人知人の意見を聞く。
どうしたらいいかなんて正解はない。
その時は良いイメージが全く考えられなくて
どんな選択をしても後悔してしまう気がしたけど
可能性に賭けて薬を投与してもらうのがベストと信じ、
でも変化があったり苦しそうならすぐ連絡頂けるよう頼んで
入院させることに。
電話がかかってくることが恐ろしく、
再び眠れない夜です。
いよいよ祈るしか他に無いという事態になってしまいました。


一旦帰宅し、家に帰っていた子供達を連れて再び病院へ。
愛犬が入院することになったと聞き、面会です。

私以上にショックを受け
号泣していたのが息子で、
その悲しみぶりは強烈でこれほどまでに
泣き続けることが出来るのかと思うほどの涙でした。
声変わりして低くなった声で、小さい子のように泣いていました。
全宇宙の中で愛犬が一番大事なんだそう😢
中学生くらいになると忙しくて散歩や餌やりを
しなくなる子もいるかもしれないけれどずっと変わらずに
愛情たっぷりに犬の世話をしている息子です。
(娘はテスト近いとか、色々理由を付けて(^-^;
お世話を代わって欲しがってますが、息子は常に愛犬優先)
愛犬は息子の性格にとても似ている気がします。
吠えない、噛み付くなんて絶対無い、
穏やかで平和なところが。

泣いている姿に、
私がしっかりせねば!と冷静になりました。


続く